『銀河英雄伝説外伝5 黄金の翼』を実は初めて読みました
GWだというのに、ずっと寝込んでいるほんのよこみちです。
熱は微熱なんですが、咳が止まらなくて、のどが痛い。そしてだるい。
家族総動員で、コンビニ食糧調達部隊フル稼働中です(苦笑)
そんな中、布団の中で読書だけはやってます(苦笑)
生来の怠け者ぐせが全開になっているだけかもしれませんね~
で、『銀英伝外伝5』です。
タイトルに書きましたとおり、実は私はこれを初めて読みました。
お前、ほんっとにファンかよ? と、自分でツッコミ入れたいくらいなんですが。
だってこれ、徳間ノベルズになかったんじゃなかったですか?
デュアル文庫とかチェックしてなかったし、90年代後半から00年代後半まで、自分のために本を買う余裕がなかったんですよ~、結婚してたから!
ま、その反動もあって、今、本を読みまくっているところなんですけどね(苦笑)
そんなこんなで、この本を買う機会も読む機会もずっと素通りしていたので、この機会に読むことができました♬
この本は外伝で短編集で、時系列的には若い時代のラインハルトやキルヒアイスが活躍します。
同盟キャラはあんまり出て来ないので、帝国派向きですね。
内容も、本編に近い戦記物と、ミステリー仕立てのストーリーとが、半々というところでしょうか。
キルヒアイスのいい子っぷりが、随所に描かれていて、安心して読めます♬
何より、あの人もあの人もあの人もあの人も生きてるよ~!でしょうか(苦笑)
この本には、田中芳樹氏のロングインタビューも掲載されていて、ファンとしてはそちらも読み応えがあります。
愛されキャラ・ビッテンフェルトについて……なんて、嬉しくなっちゃいますね。
ただ。
私は田中氏と一つ意見の違うところがあって、『銀英伝』を読み始める動機は、何でもいいのではないでしょうか? と思うんですね。
田中氏は、役に立つビジネス書的な読まれ方はしてほしくないようで、確かにその意見には一理あると思います。
でも、こう読んでほしい……なんて、国語のテストみたいで堅苦しい……と思ってしまうのは、私だけですかね?
事実、私の読書ってお手本となるようなリーダー像を探す行為でした。
親から、リーダーにならなければだめというような、偏った教育を受けてしまったため、(でもうちの親はリーダーとして優れているとは言い難かった……)本に理想像を求めていたんですね。
なので、面白そうと思ったから手に取ったんですが、心のどこかでビジネス書的テクストを求めていたのも事実。
まあ、ビジネス書として役立つか否かで、『銀英伝』を評価するのはそもそも論外なんですけど、入り口はどうでも、結果として面白かったり、気づきがあって成長できたり、これまで考えなかった事柄について思考するようになったり、読者がそれぞれ自身の中で化学反応を起こすことができれば、それでいいんじゃないかと思ってしまうのです。
田中氏のお気持ちがわかってないのかもしれませんが、それが私の限界ということですね。
それはさておき、この本も面白かったです。