『究極超人あ~る』の10巻を読んじゃったよ~!(^^)!
1987年の世界へようこそ!
『究極超人あ~る』の31年ぶりの新刊です!
絵柄が変わっている、とか、今このノリ? とか、そういうのはひとまず置いといて。
『あ~る』って、不登校の子にも優しい学園マンガだと思うので、いやもう嬉しい!
と言いますのも。
うちの下の子が不登校になった当初。
もう、どんより暗くて、常に地面を掘って潜ってるみたいなメンタルで。
それでも当時、『おそまつさん』が好きだったので、『あ~る』も気に入るかなあと思ってすすめてみました。
そしたら見事にはまりまして!(^^)!
本人的に、志望校ダントツの1位は春風高校(このマンガの舞台)だったりします(^_^;)
『究極超人あ~る』は、いわゆる日常系マンガです。
31年前は、そんな単語なかったですけどね(^▽^;)
この作品は、だらりとまぬけた春風高校光画部に、まぬけなアンドロイドが転校してくるところから始まります(あ、この文章もまぬけだ)。
光画部とはいわゆる写真部ですけど、年功序列で、横暴な先輩やOBが出てきます。
でも、無茶苦茶な横暴さが、まぬけすぎて、ぜんぜん嫌味じゃないの。
基本的に、誰も否定しない。
アンドロイドのあ~る君だけは、先輩たちの横暴さをまともに喰らってますが、それは信頼の証といいますか。
だからこそ、あ~る君も何をやっても許されるというか。
いろんな個性が否定されない社会。
意味のないことを、全力でおもしろがろうとしている人たち。
31年前のネタは、今の子たちには要解説だけど、この空気は十分楽しんでもらえるものと思っています。
こんな完全版も出てますけど、すでにプレミア価格になっている!
お手頃なのは、こっち。
私が持っているのは、これです。
通常版のコミックスを友人に借りて読んでいたので、ワイド版が出たときにすぐ買いました!
四半世紀以上前ですけどね(^_^;)
文庫もあります。
今なら8/22まで、無料で試し読みができます↙
この機会にいかがでしょう。
私も高校時代、学力より上の高校に進学してしまったため、もう勉強はぜんっぜんわかんないし、先生は点数の低い奴に冷たいし、クラスメイトはみんな天才に見えちゃうし、世界から人格全否定されてるみたいで、ほんっとうに毎日が苦痛で仕方がありませんでした。
もちろん、仲良くしてくれた友だちはいましたし、その友人の一人が教えてくれたのが『究極超人あ~る』でした。
私自身、この作品に救われたひとりですね。
便利な世の中になって、31年前の作品でも、若い人たちと共有できるようになりました。
今、光画部のような、みんなの存在を肯定している社会って、再確認してもいい時代になっているんじゃないでしょうか。
疲れているあなたに、かる~く立ち読みしてみて欲しいなっと思っちゃう本ですね。