愚痴は嫌いと言うのも愚痴
半径5メートル以内で、人間関係のトラブルがあった。
管理したい側とされたくない側のトラブル、だろうか。
その管理は、されたくない側からしてみると、いじめとかパワハラとかに相当するものに思えた。
何故、管理したい側がその管理を持ち出したのか、理由を次々と提示してくれるものの、どれも本質とは思えない。
その管理したい人の、承認欲求。
その裏に何があるのか、本人が意識しない限り、多分ずっと辛いまま……。
自己弁護がいい加減続いていたので、つい、言ってしまう。
愚痴の言い合いは、発展性がないから、嫌いです。
でも、言った瞬間から、自分も愚痴を言う人になっている。
醜い。
自分は、自分が思っている以上に、善人でもなければ特別でもない。
ただの利己的な、その他大勢のうちのひとりに過ぎない。
誰かを裁く権利なんて、曖昧な海に沈んでいる。
誰かが不当に潰されないように、守ることは、手放さないけれど。
不穏な空気が居心地悪い。
自分が悪かった、なんて、プライドを踏みにじれば楽になるのに。
そう、密かに思うことも、見方を変えればいじめなんだろう。
本人にできないことを強要すれば、パワハラ。
誰にも良いことがない。
面倒で、本の世界に潜り込みたくなるけれど、そんなことでは、何も解決しない。
手をこまねいているうちに、人の心はどんどん歩いて行くのだろう。