【哲学】『勉強の哲学 来るべきバカのために』 千葉雅也 著
2017年、話題になった『勉強の哲学』です!
私も早々に買ったまま、読みかけては挫折し、積読状態でした。
で、正月休みに読んでみたところ、面白い!!
今年の抱負は「学習するぞ!」なんですが、この本のおかげで、方向性が大変革しました!
ここで言われる「勉強」は、いわゆる資格取得などの「勉強」ではありません。
というか、「勉強」ではなく「学問」ですね。
そして、大事なのは「ツッコミ」と「ボケ」だそうで……。
私も千葉氏の理論をすべて理解しているとはいえないので、興味をお持ちの方はぜひぜひ本を手に取ってほしいのですが。
「ツッコミ」とは、例えば「就職を決めなきゃダメじゃん」という意見に対し、「でも本当に就職しなきゃダメなのかな?」というような感じ。
「ボケ」とは、「就職ってアートだよね」というふうにはぐらかすというか、真意を深く考えさせるような感じ。
だと思うんですが……。
我々は、普段、周囲の圧力に同調を余儀なくされていたり、生きてきた環境によって自分自身を色付けされてたりしますよね。
それで自由を奪われているなら、「ツッコミ」や「ボケ」を活用して自由を手に入れよう……そのための言葉のとらえ方が「勉強(学問)」である……みたいな要旨なんだと思ってます。
でも、あくまで私の解釈なので、ぜひぜひこの本をお読みください。
すごく面白いので!
哲学って興味はあったんですが、ついぞこの年(アラフィフ)になるまで手を出してきませんでした。
この本が面白かったので、学習します!
ついでに、社会学と経済学も手を出したい。
絶対難しくて頭がついていかないと思いますが、ちょろちょろとでもやります!
自分を取り巻く環境に理不尽なものを感じる。そういうのってありますよね。
八方塞がり、ジリ貧やん! と思った若き日の私に光を当ててくれたのは、ひょっとしたら哲学だったのかもしれません。(でも、当時は学習しなかった。恩知らずである)
この本は、現状を変えたい! と思っているあなたの本ための本です。
すぐに結果が出て人生が変わる……というわけではないかもしれませんが、学習する楽しさを思い出させてくれるかもしれません。(私は思い出しました)