【生物】『詳しいハブ対策ー気づかない危険の回避を永遠にー』
ちょっと前に、池袋のジュンク堂書店に行ったときに購入しました。
地方出版社の本が置かれているので、池袋に行った際は、つい立ち寄ってしまいます。
特に、話題の沖縄本は、本州とは違う文化にふれることができるので、興味があります。
で、思わず目が留まったのが、この本。
私は、100円ショップの蛇のおもちゃでも、大声で悲鳴をあげ、慌てた店員さんが駆けつけてくるぐらい、蛇が大大大大……大嫌いです!
私は地方出身なので、幼少期は、マムシやらアオダイショウやらが生活圏に普通にいるような環境で育ちました。
春以降、木枯らしが吹く頃まで、絶対に草の生えているところには入らない!
林間学校のオリエンテーリングでも、とにかく棒で歩く前の地面(草有り)をつついて、万一マムシがいたとしても、事前に察知……とか、教わりましたし。
玄関脇の植木鉢の裏に蛇がいる……とか、アパートの階段にいる……とか、そういうのは普通の恐怖でした。
なので、東京育ちのうちの家族が、夏でも危機感なく、雑草生えてるところに踏み込んだりするのが、どうも許せなくて(苦笑)
東京にも、蛇、いるんですけどね。
昨夏、自転車で通勤中に、蛇の死体を発見しました。
ぺちゃんこになってたけど……嫌だったよ~。
この本には、冬でもハブが冬眠しない(!)沖縄の人々の切なる思いが詰まっています。
タイトルもすごいですよね。気づかない危険の回避を永遠に
いかに家の中にハブを侵入させないようにするか!
もう、私の田舎のマムシ対策とは、根本が違います。
気づかぬうちに、ハブの侵入を許し、気づかぬうちに(就寝中とかに)噛まれてる!
……これって怖くないですか?
この本では、ハブ対策の刺し網や罠の作り方、ハブを寄せ付けない石垣、フェンスの紹介、生物学的なハブについて、の詳細が載せられています。
沖縄の出版社による、沖縄の人のための本なので、すごく熱意の感じられる本です。
ハブの危険を少しでも……いや、永遠に回避したい!
ハブのいない本州に住んでいるとしても、非常に興味深い本です。
沖縄の蛇についても、勉強になります……写真はおっかなびっくりで見てますが。
蛇のお好きな方、蛇を研究されている方にも、おすすめしたいです。
やっぱり地方出版って応援したいので。
著者の西村昌彦氏と新星出版さん、琉球プロジェクトさんに拍手を(ぱちぱち)