ほんのよこみち なブログ

元不登校の高校生と、ひきこもり→就労準備中の子を持つシングルマザーが、このくにで生きることを考えながら、本と好きなことを語ります。

代々木高校に見学に行って来ました!

こんにちは、ほんのよこみちです。

この週末、代々木高校に見学に行って来ました。

yoyogi.ed.jp

 

この学校は、私立の通信制高校で、いわゆる通信制のコースのほかに、Webコース、通学コース、働きながら高卒資格を取る奨学金コースなど、いろいろな生徒さんの状況に合わせたコース選びができるようになっています。

発達支援のコースもあり、発達に凸凹のあるお子さんが、自己肯定感を得ながら高校生活を送れるように、いろいろと気配りしてくださっている感じです。

うちも不登校で、家庭環境が複雑で、勉強に不安があり……ということで、このコースをすすめられました。

 

 

で、そもそも何故この高校に見学に行く気になったのかと言いますと。

この学校のオルタナティブスクールコースというのが、気になっていたんですね。

だって、『窓ぎわのトットちゃん』のトモエ学園 みたいな学校を目指して作られたというのですから、そりゃ気になりますわな。

トットちゃん』を初めて読んだ当時(小6でした)、羨ましかったんですよ、トットちゃんが。こんな自由で人情味のある学校、自分も行きたいなと。

 

窓ぎわのトットちゃん (講談社青い鳥文庫)

 

実際、行ってみますと、ほんっとにいわゆる「お勉強」は最小限のレポート(問題集)をやりましょうという感じで、あとは好きなことをしたり、いろいろな体験をしたり、と、トモエな感じのようでした。

 

 

なので、高校に入ったらがっつり勉強をやりたい、というお子さんには向かないかもしれません。

あと、国立大学とか私立大学の一般入試を受験したい生徒さんにも、不利かも。

私立大学の指定校推薦枠もいろいろ持ってらっしゃるようですし、AO入試には強そうですが、点数を争う受験を考えた場合は、予備校にがんがん通うとかしないと、厳しいかもです。

 

 

しかし、説明会でも言われましたが、10年後には、今ある職業の半数以上が、なくなっているかもしれないこの時代ですからね。

企業の歯車として働くような企業戦士を育てたって、これからの社会で通用するかなんてわからないじゃないですか。

我々親世代は、ついつい自分たちの時代の感覚でものを考えてしまいますが、もう社会が変わっているんですからねえ。

30年前はエアコンなくても夏を乗り切った!っていくら言っても、現代では通用しませんから。(むしろ殺人宣言!)

 

 

学費も、私立通信制高校の中では、比較的良心的な価格です。

また、働きながら学ぶコースも、至れり尽くせりで、感動的♡

 

 

実は、個別相談を受けながら、いつのまにか中学生の第2子の相談ではなく、高校中退した第1子の話になってしまうくらい、上の子も気遣って下さいました。

大人の学び直しコースという、高卒資格を取らないまま18歳を過ぎてしまった人も、この学校は受け入れ体制を取っていて下さるんですね。

大人のコースは、レポート提出のほかに、若者サポートステーションと提携して働くことを支援してくれたりします。

また奨学金コースで、提携企業さんで働きながら高卒資格も取ることができます。

めっちゃいいじゃん!

(ただし、本人のやる気はまだまだ出ていない。男子のプライドの高さ、めんどくさいなあ……)

 

 

ということで、不登校の子を持つ親としては、この学校は候補に入れてもいいかなと思いました。

あとは本人次第。

本人は、適応指導教室で仲良しの友人と同じ公立校に通う夢も、持っている様子です。

うんうん、その気持ちはわかるかも……。

私自身、中学の友人が僅かしかいない高校に行ったので、同じ中学メンバーがいっぱい行ってる高校の子が羨ましかったもの。

不登校の子向けの、ちょっとオタクな方面も学べる学校に行けば、絶対友だちできると思うんですけどね~、こればっかりはわからないし。

 

 

とりあえず、この夏はほかにもいろいろ高校見学行く予定です。

情報が東京限定になってしまうのが申し訳ないのですが、代々木高校も西日本にもキャンパス持ってますし、サテライト教室や海外留学のコースもありますし。

いろいろな高校の良いところをお伝えできればと思います。

 

 

ちなみに私は代々木高校のことを、山本貴光さんの講座を受けに行って知りました。

山本貴光さんのプロフィール - はてな

世の中、どこに出会いがあるかわかりませんね。