通信制高校の見学や体験授業は、できれば3回以上行った方がいい。
ほんのよこみちです。
先日、下の子の高校見学(体験授業)に行ってきました。
注:昨年度は様子見だったので、私立通信制高校などをいろいろ紹介してきましたが、今年度は本人の志望校にしぼって行きますので、学校名は伏せさせていただきます。
本人のプライバシー保護のため、ご了承ください。
先日行った高校はもう5回目くらいで、受験担当の先生(というか営業の方)とも顔見知りになってしまっています。
でも、5回目でも新たな発見があったりして、侮れないなという感じです。
なので、ホント、1回行ったからもういいやっていうのは、怖いですよ~。
というのも。
実は昨年当初、別の通信制高校さんを第一志望にしていました。
教育理念がすごく良くて、先生方もすごく親切で優しい方たちで。
でも、3回目の体験授業に行ったとき、違和感を感じたんですよね~。
そのとき私も授業を見させていただいたんですが。
あれ? なんか、違う。
この高校は素晴らしい学校かもしれないけれど、うちの子が求めている学びは、ここではできないんじゃなかろうか? と。
まあ、どんな学校も完璧ではありえないんですけど。
最低限、ここだけは押さえておきたい部分が足りなかった場合、ちょっと辛いというか。
作文と面接で受験できる学校だからこそ、多様な学校が乱立する現代だからこそ、その学校の特色を調べることは重要だと思います。
全日制公立高校の場合、多分、そこまで差異はないと思うんですよね。
カリキュラムの多様性はあっても、普通科目はすべて自習です、なんてところはないし。
それに、学校が経営不振で傾くかもしれない、という危険性もない(^_^;)
無償化だからみんな志望するし、内申点やテストの成績が合否を左右するので、とにかく勉強が優先になってしまうのも、当然といえば当然です。
でも、私立通信制高校は。
100万前後のお金が、学費として毎年かかってくるわけですから、お金に見合う教育内容か、我が子の人生にプラスになるのか、シビアに見てしまいます。
今の第一志望の高校さんも、正直、ベストな高校だとは思っていません。
我が子が好きなことは学べそうだけど、続くかどうかは不安です。
その学校そのものの存続も、経営戦略如何で変わってくるので、入学自体も賭けだと思っています。
ただ、何か学びがあれば、その経験を活かしてほしい。
古い体質の社畜養成所みたいな学校で、黙って命令に従うことだけを良しとする、そんな学びで終わる子にはなってほしくありません。
命令されたことだけをできる人間がどんなに増えても、日本の経済は発展しないんだよう。
てか、もうグローバル化の波に呑み込まれたら、立ち上がれない。
自分が、自分という商材を使って、どう生き残るか。
それを考えて欲しくて、個性的な学校を我が子に提示するんですけどね。
これからも、体験授業には行くつもりです。
第一志望校でも、3人の先生の授業を見させてもらいましたが、教育方針は両極端に振れているみたいなので、親がそのバランスをフォローする必要もあるかな、と。
先生も完璧ではないので、その理念を親が酌んで、子どもに説明する必要もあるでしょうし。
教育者として、姿勢を学ばせていただくことも多々ありますし。
なので、学校見学や体験授業は、何度も行った方がいいと思います。
総合的な点数が同じなら、何度も学校見学に来た子を合格させるって言ってる高校さんもありますしね。
全国の受験生の夏が、有意義な夏でありますように。