一度、苦手なやりたくない仕事を経験してみるのもいいかもしれない
こんにちは、ほんのよこみちです。
働く、ということを考える上での「転機」……というお題ですが、長く生きているので、いろいろありすぎて、毎日が転機みたいなもんです(笑)
ですが、ひとつ腹を括るきっかけになったのが、「やりたくない仕事をやってみたこと」かもしれません。
仕事なんてどれも嫌だよ、そう思われるかもしれません。
でも、星の数よりたくさんある仕事の中、自分に合う仕事、合わない仕事は、やっぱりあると思います。
ただ、新卒の頃はいろいろあった選択肢も、年々少なくなっていきますよね。
30代前半の頃、まだ離婚してなくて、私は郷里に住んでいました。
当時、うちの田舎では、30過ぎるとパートでさえ仕事を見つけるのが厳しく、スーパーのお惣菜コーナーか介護しかないという状況でした。あと、ファストフード。
ですが、実は私、この3つの職場が苦手でした。
というより、一般事務しかできない人間だったんですね。
しかし、配偶者だった人の仕事も安定せず、なんとか稼がなければいけない。
そういう状況で、背に腹は代えられず、某ファストフード店で働き始めたのでした。
でも。
嫌だけれど仕方なく働くというのは、本当に辛かったです。
何をやっても先輩に叱られるばかり。
どんどん自信喪失していくし、自尊心もなくなるし、朝起きるのが嫌で嫌でたまらない。
お店の匂いがしただけで、もう憂鬱な気分になったんです。
そんな後輩がいたら、先輩たちだって嫌ですよね。
私より10歳以上若い先輩たちが、「あの人仕事できないから」と言っている……。
半年しかもちませんでしたね(苦笑)
この経験ののち、自分の人生の棚卸をしてみたんです。
そして気づいたのが、ビジョンもなく、その場しのぎの選択を繰り返してきた人生だったということでした。
ま、それは今でもあまり変わらないかもしれませんが(苦笑)
ただ、自分に向いていて、好きで、やることが苦ではない仕事をやらないと、毎日がつまらない、ということは譲れないなと思うようになりました。
もちろん、ファストフード店で得たことは、それだけじゃありません。
15秒でできることは、意外といろいろある、ということとか。(ショップでドリンクを用意するのが15秒~)
流れ作業の工程を作ってしまうと、作業の時短が進むとか。
学校の勉強は苦手そうな子たちが、現場での頭の回転はすごく早いとか。
まさしく「転機」でしたね。
その後、まあ、東京に引っ越したこともあり、事務系の仕事につける幸運にも恵まれました。
次の「転機」も、なくはないんですけどね……。仕事とするまでではないので。
私はたまたま東京に移住できたので、まだ仕事も選べましたが、今でも地方に住んでいたら、どろどろな毎日を送っていたのかもしれません。
そうなると、「転機」は東京移住?
でも、地方だって、生き生きと自分らしく働いてらっしゃる方はたくさんいらっしゃるし、そういう方たちは、ご自身でどんどん動かれてるんですよね。
東京に住んでたって、今の会社をクビになったら、次の仕事はやっぱり、お惣菜とか介護とかお掃除とか……。てきぱきと動くことを求められる仕事になってしまいます。(苦手なのに)
つまり、ただ待っているだけじゃ、「転機」なんてこないってことですよ。
安全地帯にいて、小手先でちょんちょん突いてる暇があったら、全力で「転機」を掴めってことですね。
あ、このお題が「転機」だった?