私の朝ごはんは、中学のころからずっとトースト1枚でした。
お題スロットをしたら、お題が「朝ごはん」でした。
ちょうど、このところずっと考えていることに合致したテーマでしたので、少し書かせていただきます。
前回、こんな記事を書きました。
honno-yokomichi.hatenablog.com
この記事を書いた後、結構考え込んでいたんですよ。
この本で、「困難な状況にある子どもたちは、朝ごはんも食べさせてもらえない」と訴えられているんですけど。
そういえば、私も、子どもに朝ごはんを作って食べさせているとは言い難いなあ……と。
私の朝ごはんは、中学のころからずっとトースト1枚でした。
母が病弱で、朝はずっと吐いているような人でしたので、朝ごはんのおかずが出てくることは、ほとんどありませんでした。
中一の頃から、父方の祖父母と同居したのですが、家の中にある食材を勝手に食べると叱られるので、食パン以外のものを食べてもめるのが面倒で、食パンばかり食べてました。
こんな人間が大人になって、家庭を持ったからといって、すぐに家庭的な調理のできる母親になんてなれませんって。
それでも子どもが小さいうちは、がんばって作ってました。
でもね~、自分は食パン食べてるんですよ~。
もう、朝に白米とか無理なの。あれこれ凝ったおかずなんていらないの。コーヒーがあればそれでいいの。
ソーセージと卵を炒めたり、野菜炒めにしたり、とろけるチーズを加えたりもしてたけど、それより座ってぼうっとしたい。
いつのまにか朝の食卓に、味の素の唐揚げが並ぶようになりました(苦笑)
年少家族が、喜んで食べてくれるので。
あ~あ。
他のママからは、よく「かわいそう~」と言われます。
わかってる。でも、私は朝から唐揚げはできない。
そこまでの強さはない。
昔、成田美名子さんの『CIPER』を読んでて、どきっとした言葉があります。
CIPHER 全7巻完結(文庫版) [マーケットプレイス コミックセット]
「愛された子は強いよ」
ジェイクとロイ兄弟のおばあ様のセリフだったかと思いますが。
自分はどこまで強くいられるだろうかと、折に触れ、考えてました。
過酷な環境に育ちながらも強い人に接すると、愛に乏しい子だって強いじゃん!とか。
ただ、手作り朝食が出てくるのが当たり前に育った子は、作ることに違和感はないのだろうなと感じてしまったり。
正直、生命の危険が及ばないのであれば、食事の時間は苦手なので、ほかのことに使いたいなと思ってしまったり。
サプリで生きていけるなら、そうしたいくらい。
なので、困難な環境に生きる子たちの本って、諸刃の剣なんですよ~。
この子たちの力になりたいと思う反面、私自身もこの子たちを追い詰めてる親と変わりがないのでは? と。
苦しいです。
だから、不登校とかひきこもりとかの本を、当事者の親はなかなか読みたがらないんだと思います。
だって、つらいし。
自分自身の苦しさの山を一つ乗り越えたところで、次の山が待っている。
子はもっと辛いんだろうとは思うものの、親とて神様ではない……。
ま、ネガティブに落ち込んでいたって仕方がありません。
朝ごはんは無理でも、お昼のお弁当で頑張ります!
……っつっても、一品は必ず冷凍食品が入ってるんですけどね(苦笑)