ほんのよこみち なブログ

元不登校の高校生と、ひきこもり→就労準備中の子を持つシングルマザーが、このくにで生きることを考えながら、本と好きなことを語ります。

不登校中学生の数学を見ながら考えた、勉強のわからなさの根本は国語能力?

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ほんのよこみちです。

コロナ騒ぎで学校が休校となり、我が家の不登校中学生も適応指導教室へ行けず、自宅学習の日々が続いております。

適応指導教室では、授業があるわけではなく、基本的に自習独学なので、まあ休みでも変わらないっちゃ変わらないんですけどね。

 

ただ、数学などのわからない問題を教えていただく機会はなくなったので、母親が出動せずを得ず、でも私も数学苦手だったしなあ……(^▽^;)

某B社の通信教材の解答例を片手に、ああだこうだとやってみたりしているわけですよ。

週一回の塾で訊いてくれ! とお願いしながら( ̄▽ ̄;)

 

で。

中3なんですけど、まだ中2の数学と格闘しておりまして、証明問題で躓いています。

一応高校も決まっていますが、このまま入学しても、苦労するのは目に見えているので、なんとかしようとやっています。

 

証明問題? そんな大昔のこと、忘れちゃったよ~ん。

なんですけどね。

 

塾の先生に、何度丁寧に教えていただいても、わからない、ということだったので。

これは、数学以前の部分で変なこだわりをもってしまい、そのこだわりゆえに、先生の説明に納得できないとかでは? と思いまして。

我が子のわからないポイントを訊いてみました。

 

正解は、問題の前提条件となる部分を、読んでいなかっただけ、でした。

 

前提条件の部分を提示してやると、難なく問題が説けるじゃないですか!

「わからない」の原因は、数学ではなく国語、もしくは発達によるものかなあと。

書かれてある日本文の解釈能力が上がれば、実は数学だって今以上に出来るのではないかと。

 

私も国語能力はそんなに高くないですし、学校の成績もさほど……でしたけどね。

それでも、国語力って基本だなと再認識いたしました。

 

思えばうちの子、昔のアニメは見ても、小説といえば『銀河英雄伝説』くらいしか読んでない。

あとは、エンタメ小説を少しと『トリスタン・イズー物語』。

現代っ子があまり本を読まないので、「やばい! 読んでない!」という状況にならないのでしょうけど。

SNSの短文だけじゃダメなんだよう。

文脈とか関連性を読む訓練をするには、短すぎて。

 

実は、大人でも、ビジネスメールの内容を解釈するのに苦労する人もいます。

反対に、相手に伝わるメールを書くのに苦労する人もいますけどね。私だ。

 

国語ってあまりに身近過ぎて、結構、誰でもできる楽勝科目……みたいに勘違いしたくなりますけど。

詩や、短歌や、俳句を、解釈することもつくることも難しいように、意識的に学習していかないと、思わぬところで足を掬われかねないなあと、思ったのでした。

 

現代は老いも若きも忙しいので、ゆっくり本を読む時間もなかなかないかもしれませんが、でも「急がば回れ」かもしれませんしね。

文脈を「読む」ことで、問題が解決するなら、それに越したことはありませんって。

自分の思考の基礎となる母語とは、いい関係でいたいものですね。

 

ありがとうございました。m(_ _)m

 

 

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