いじめ問題について思うこと① ~ 矯正で心からの反省は導けない
こんにちは、ほんのよこみちです。
先日、こんなツイートをしてしまい、その後ずっといじめ問題について考えています。
イジメをした人は「からかい」「おふざけ」だったと認識し、それがイジメになるという意識がない場合がある。悪かったとは思っていない。仮に犯人だと断罪されても、反省はしない。自分は悪くない、運が悪かった、ぐらいにしか思わない。だから何故その行為に至ったか、振り返らせる事が必要。深く。 https://t.co/lB2zpmvetc
— ほんのよこみち (@honno_yokomichi) 2018年10月12日
多くの方は、当然ですけど、いじめ加害者とその親が許せない、というご意見のようですね。
学校側も特に私立では「いじめたら退学」といったような、措置をとっているところがあります。
傷害罪なのだから、罰を受けて当然。
そのお気持ちは十分わかります。
だから私も、うちの子が公園で暴行を受けたときは、警察に通報しました。
通りすがりの方が仲裁に入ってくださったり、ご近所の方も通報してくださったようなので、加害者の彼は鑑別所に行きました。
なんですけど。
鑑別所から出てきたとき、反省の気持ちは全くうかがえませんでした。
むしろ、うちの子のせいで不当な扱いを受けた被害者……という感じでした。
相手の母親からも同様の言葉が出て、まるでうちの子が意地悪をして相手の子をはめたような認識のされ方でした。
鑑別所って何の意味もない……。
そして、向こうは学校に通って、こちらは不登校。
相手の子は、この件で高校を退学にはならなかったようですが、私はこの措置に対して実はほっとしました。
退学になって、暴力をふるうような子が昼間も社会に放たれるより、何らかの社会に属してくれた方が安全だと思ったからです。
何らかの社会に属して、人とのつながりとか個人的な実績とか、しがらみができてくれば無茶もできなくなるだろう、と。
失って困る幸せがあれば、それを守ろうとするし、心も穏やかになっていくのではないか、と。
我が子の身の安全を守るには、そういう方向性が一番だと思っていたんですね。
このあたりで、岡本茂樹先生の本を紹介しないわけにはいかないよなあ~。
私の考えは、かなりこの本の影響を受けてます。
そして、こんな記事も書きました。
こんなのも。
それで、ですよ。
岡本茂樹先生の本を読んでいると、上記の私の考えが甘かったことがわかります。
いじめ加害者(犯罪者)の心理は、そんなに単純なものじゃない。
もっともっと自己正当化でいっぱいになっている。
身体は縛れても、心は縛れないのです。
心を強制的に縛る国もありますが、その行為は民主的でも人権主義的でもありません。
だから、自らの気持ちを振り返る行為が必要なんですね。
それも、結果として人生全否定になるくらい、深く。
詳しくは、岡本茂樹先生の本をご一読下さい。
ということで、まだまだ考えていることが書ききれないのですが、残りは次回とさせていただきます。
ご一読、ありがとうございました。m(_ _)m