『小売再生ーリアル店舗はメディアになる』は、アイデアを呼び起こしてくれる本でした!
ほんのよこみちです。
「読書の秋」のときも少し触れましたが、『小売再生』やっと読了です!
すごく内容の濃い本で、非常に面白かったです。
と言っても、内容が結構濃く、字もちっちゃく、VRとかARとかが出てくると、だんだん理解力がついていかなくなるし……で、読み終わるまでに時間がかかってしまいました(^▽^;)
こういう海外の本を読むと、やっぱり日本のビジネス本ってさらっと読めてしまうものが多いなあ……という気がします。
え? お前がそういうチャラいのしか読んでねえんだろ? って⁇
そうかもしれないですけど、そういうのに当たる率が恐ろしく高い。
これは読めんかも……と手が出ないのって、ほぼ海外のビジネス本ですし。
う~ん、まずい気がします。
なので、この本は比較的手に取りやすかったのですが、読んで良かったです!
サブタイトルにある「リアル店舗はメディアにある」ですが、本当にそれを予感させる内容でした。
私は昼間、物流センター業務をしているのですが、店舗でモノが売れなくなっているのは、やっぱり実感としてあります。
Amazonさん便利ですし、そもそも欲しいモノがない。
で、著者のスティーブンス氏は、店舗は体験を提供するスペースとして考え、商品をいかに楽しんでもらうかが鍵となる……というふうに仰ってます。
モノ消費よりコト消費。
このお題目は、日本でも以前から言われてますよね。
コト消費だけでは利益が見込めないから、カフェ併設型にしたり、有料イベントにしたり、物販入れたり……。
しかし、この本に書かれているのは、「小売店はメーカーから宣伝料を取って、店舗で商品体験させる」とか、ちょっと発想の違うことだったりします。
え? て感じですけど、これまでの広告はもう無理でしょ、とばっさり言われてるんですね。
これからは、商品を消費者に知らせる場としての店舗に価値がうまれる……と。
小売店舗を再生させる鍵も提示されています。
最終的には、店舗にいる人の人間性が大事、とか。
創造的アイデアの出し方とか。
とても学べる本でしたので、ぜひ若い方に読んでもらいたいと思います!
私はこの本を読んでいて、「イラストやマンガを描きたい人たちのための本屋イベント」ができないかなあと、考えていました。
あと、作家志望のための本屋とか。
憧れの作家さんに、作品を見てアドバイスをもらえる本屋。(有料で)
やっているところ、ありますかね?
それから、保育園に夕方出張販売に来るお総菜屋さんとか。
忙しいママたちも助かるし、場所代を払ってもらうことで保育園に利益が出るし、その利益から、保育士さんたちの待遇改善!
ま、法的に大丈夫か否かだと思いますけど……。
でも、絶対売れると思います。子連れでスーパー行くの大変ですもん。ママも疲れてるし。
というように、私ですらいろいろアイデアを思いつくくらいなので、頭の柔軟な若い方なら、もっといろいろアイデアが出てくるのではないでしょうか。
それで、社会が良くなってくれたら、みんなWin Winですよね。
楽しみですね~。
この記事を読んで下さったあなたが、これからの社会を変えて下さるんですね!