ほんのよこみち なブログ

元不登校の高校生と、ひきこもり→就労準備中の子を持つシングルマザーが、このくにで生きることを考えながら、本と好きなことを語ります。

先週末、西荻窪の忘日舎さんで開催されたトークイベント【ゆめをてわたす】に参加しました。

f:id:honno-yokomichi:20190326023953j:plainほんのよこみちです。

もはや笑えない更新状況に来てます💧

先週末、西荻窪の忘日舎さんで開催されたトークイベント【ゆめをてわたす】に参加して来ました!

 

 

このイベントは、【詩の教室】でお世話になった【て、わた し】の山口さんと、【ゆめみるけんり】の工藤さん、藤田さんが、リトルプレスをつくるということについてお話される、というものでした。

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【ゆめみるけんり】のお二人には初めてお目にかかったのですが、今どきの若いお二人……と言ってしまうにはあまりに個性が強くて、嬉しかったです。

ロシア文学を研究されてたとはいえ、「反体制スピリット」とか「サミズダード(地下出版)」とか、そんな単語出てきませんって、凡人には。

現代ではさぞかし生きにくいことでしょう。

私が大学生だったバブリーな頃には、まだそういう学生いたんですけどね。

同調圧力ばっかりの時代ですから、息苦しいでしょうけど、いろんな個性の方がいらしてこそダイバーシティというもの。

こういう方が刺激的な発信をしていかれることで、我々も立ち止まって考えたりできるのかな、と思いました。

 

 

あ、なんか、まとめちゃいそうだぞ。

 

 

実は、今回のトークイベントに参加したのは、今どきのリトルプレスをつくろうって人たちってどうなの? という疑問があったからなんですね。

昔ながらの仲良しこよし的な同人誌とは違う、売るための本、をつくることを主体として、活動している人たちとは、どういう人たちなのか。

……で、まあ、強烈な個性に全部持ってかれた感もあるんですが。

 

専門的知識+思想+意気込み+行動力=リトルプレスの継続発行 

 

これが、2時間お話を聞いて、私が書き出した答えです。

 

 

売るための本としてのリトルプレスですから、皆さん「売るための武器」としての翻訳文学(詩)という答えに到達されていました。

何しろ、お三方みなさん「翻訳」能力を持った方たち。

能力があって、かつ大学で研究されてたわけですから、知識もある。

能力も知識もあって、現代の生きづらさに対する意識もあって、リトルプレス発行のために自分でできることを増やしていこうとか、良い書き手を探す労力を惜しまないとか、持ち込みに行った先の本屋さんで、逆にスタッフとして働き始めちゃうとか。

能力のある人が、自らの希望する方向性で行動していくと、ちゃんとパワーが増幅していく、ということなんでしょうね。

 

 

【ゆめみるけんり】のお二人は、特にビジネス人としての日常は大変なようで、それは仕事の好きな私としては残念なのですが。

でも同時に、向いていない仕事をやる辛さ、も、わかっていますので、複雑です。

中高年として、何かできることがあればいいんですが。

 多分これが、私の目指す方向性なんだなと思います。

 

 

リトルプレスは、私にはつくれないと思います。

でもリトルプレスをつくる人たちの心意気って、尊敬できるものだなと、しみじみ思いました。

「自分は黒子に徹しても、良い作品、良い書き手を、みんなに伝えたい」なんて、格好いいじゃないですか?

え? 編集者めざしている人って、そんなもんでしょ? って?

う~ん、まだまだ私も青臭いってことですかね、もうすぐ50ですけど💦

 

 

普段、身近にいないような人のお話を聞くのって、考えさせられることが多くて、非常にいい勉強になります。

学んで得たことを、やっぱりいろんな人にお返ししたいですよね。

中高年だからできること、を、私もやっていきたいと思います。

 

 

追記    画像は、当日いただいたリトルプレスです。

おしゃれな作りの作品ですが、老眼の身には苦しかった‥‥。

コンタクトレンズを遠近両用のにすべきかな、やっぱ。