『東大生の本の「使い方」』を、凡人として開き直って読んでみる。
ほんのよこみちです。
前回、勉強できる子、についての本を読んで、東大生というキーワードが結構出てきたので、我が家にある東大生本を引っ張り出してきました。
この本は、出てわりとすぐに買って読み始めたんですが、読むうちに落ち込むことが多くて、途中で挫折していました。
ええ、東大生と自分を比べても仕方ないんですけどね。
同じ人として、この違いはなんやねん!(#^ω^)と。
東大生は、ホントに向上心で本を読んでいる。
この本は、東京大学生協の元書店員さんが、東大生はどういうふうに本を買っていくのかを、まとめられた本です。
まず、東大生って、ホントに向上心がすごいんですね。
ただでさえ頭のいい人たちなのに、さらに思考力や教養を高めて、世界で活躍しようとしている!
このあたりで、もう、凡人との違いを見せつけられるわけですよ。
振り返ると、私の読書って、昔も今も、興味の向いた本のつまみ食いでしかないよなあ~( ̄▽ ̄;)
世界で活躍? そんなの、別世界の話だと思ってたよ!
地方で生まれ育つと、小さな世間だけで一生を終わるように、教育されかねないですからね。
うん、すごく悔しいです。自分の生き方が。
この本には、そんな東大生が、どんな目的で、どのように読書をしているのか、が書かれています。
また、目的別に、どんな本が読まれているか、というランキングもあり、これがなかなか役立ちそうです。
東大生ってどんな本を読んでるんだろう……って、やっぱり気になりますよね。
メジャーな本から東大生ならではの本まで、いろんな本が紹介されていて、わくわくします。
もちろん中には、私も過去に読んで、ブログで紹介させていただいだ本もあります。
反面、読もうと思って買ったものの、挫折した本もいくつかあり……(^_^;)
誰でも知ってるようなあの本とか、この本とか……(自主規制💧)
1年半前の本なので、ちょっと集計が古くはありますが、参考になります。
ハイ、うちの積読タワーが「だから読めっていってんだろ!」と、威嚇してきてます(^▽^;)
そうですね、挫折しないで読んでりゃ、違う景色が見えてたかもしれませんね。
あ~あ(>_<)
東大出身者の方々が語る「本の使い方」は、意外と普通だった。
この本の後半では、実際に東大出身の方々がどんなふうに本を読んでいるのか、その体験談が記載されています。
養老孟司さんとか、藤原和博さんとか、私でも著作を読んだことがある著名人の方の頁もあります。
学生ではない、社会の第一線で活躍されている方々の、読書法。
でも、読んでみると、意外と普通な感じなんですよね。
そもそも、他でも読書について語られる機会のあるような方々だから、かもしれませんが。
特に印象に残ったのが、弁護士の山口真由さんの言葉。
あまり前向きにならなくても、もっと逃避に近くてもいい、と。
がんがん前向きな印象のあるこの本の中で、ちょっとほっとします。
私の読書が、逃避に近いからかもしれません。
ええ、以前、人様に言われたことがありますからねえ、役に立たない読書をしている、と。
すっごく落ち込みましたけど^^;
でも。
一見逃避であっても、それはそのときの本人には必要なことだし、その逃避行動をどう活かすかは、本人次第だし。
自分次第であれば、どんどんプラスの方向に活かすことも、可能なわけですからね。
別に、教訓を得なければ……とかじゃなくても、自分が本当に楽しいと思うことに気づいたり。
世の中の見方が変わる……というのも、十分、読書体験を活かしているわけですし。
希望が持てます。
東大生の本の使い方を、自分の読書にどう活かすか。
ということで、この本の読書体験を、自分なりにどう活かすか、まとめてみました。
- 自分が尊敬する人のおすすめ本は、読んでみる。
- 興味が向いた本を、読んでみる。
結局、この二つしかないのかなあ、と。
さらに言えば、東大出身者の方々が言っておられますが、メモを取りながら読む。
感じたこと、考えたことをメモしたり、そこから一歩踏み込んで考えたりすることも、読書体験を深めてくれるのではないでしょうか。
なあんだ、普通のことではないか。
基本こそ最強、というやつですかね。
一周回って来てしまったようですけど、この本で得られたことの最たるものは、東大生の向上心ってすごい! だったりするので、まあいっか。
何だよ、精神論かよ……なんですが、ただただ自分自身を向上させるために読書するって、時には心折れるんじゃないかと思うんですよ。
この読書に意味ある? なんて泥沼にはまってしまったりしたら。
「そんな本読んで、何になるの?」って、聞いてくる人、いませんか? ときどき。
軽い読み物とかでない場合、特に。
私の世代(50代)だと特に、「今さら勉強してもねえ」ってのはよく耳にします。
さらに言えば、「その読書記事をブログに書いて、なんかいいことあるの?」って。
読みたいから読んでるし、書きたいから書いてるだけじゃ!
読むこと、書くこと自体が、幸福なんじゃ!!
……すみません、感情駄々洩れしました。
まあ、単なる自己満足に過ぎないんですけどね。
読書して、新しい自分になっていくって、わくわくするじゃないですか。
別に、すぐに仕事に反映したり、収入アップにつながったりしなくても、人生における幸福って、それだけじゃないですからね。
どれだけ「楽しい」と思える瞬間を重ねられるか、それが勝負です。
今、こんな世の中で、読書をする方も多いと思いますが。
読書しつつも不安で、こんなんでいいのかなと、落ち込んだりすることもあると思います。
でも、その読書体験が、絶対に活きる未来が来ると、私は思ってます。
人生に無駄なことは、一切ない。
今日が、明日が、さらなる飛躍のための幸福な一日でありますように。
ありがとうございました。m(_ _)m