『読みたいことを、書けばいい。』を読んで、書くということは常に卒業論文なんだと悟る。
ほんのよこみちです。
Twitterで見て気になっていた『読みたいことを、書けばいい。』を、やっと読み終わりました!
このブログも書きたいように書いておりますが、もっとうまくなりたいなあ……なんてことは、やっぱり思っています。
世の中には、上手い方が多いですもんね。
それでも文章教室に行ったり、毎日書くことで文章力をつけようとか、そういう努力をしてるというわけではなくて( ̄▽ ̄;)
それ以前に、ブログのシステム的な方の勉強もさっぱりじゃね?
すみません、逃げてますm(_ _)m
それはさておき。
卒業論文を楽しんで書く感じ
この本を読んで、書くということはどういうことかと考えたとき、たどり着いた答えが卒業論文でした。
- とにかく調べる。
- 一次資料に当たる。
- 先人の研究結果も読む。
- 事実を書く。
- 自分の内面ではなく、思考の過程を書く。
- 起承転結で書く。
- 感動を中心にして書く。
なんか、卒業論文の書き方を思い出してしまいました。
卒論といえば、確かに大変だったんですけど、私自身は楽しんで書きました。
当時(バブル期)はネットもなく、地方住まいの学生が手に入れられる資料って、たかが知れていたせいもあり、原書をちょこっと読んで書いていたら、なんとかなったんですよね。
うちの大学だけかもしれないですけど。
でまあ、卒論の準備中はいろいろ我慢していることも多かったので、いざ書き始めると、つい筆がすべった感で好きなように書いてしまったので、とても楽しかったんです。
論文のできは、まあともかくとして(^▽^;)
ブログであっても、不特定多数の方の前にさらけ出すわけですから、いい加減なことは書けません。
でも、卒論のレベルで毎回調べていたら、もはや更新どころではなくなりそうで。
だからネット上には、自分語りに終始した文章があふれているんだよって、この本に言われそうですけどね。
物書きは「調べる」が9割9分5厘6毛
そういうことなんですよ。
基本に忠実に、手抜きやごまかしはご法度で、自分が読んで面白いものを書く。
誰も読んでくれなくても、自分はその文章を読むわけですからね。
書くことは生き方
ブログをやっている人の中には、お金を稼ぐためにやっている人もいます。
まあ私も、ちょこっとそういうのを張り付けようとしてみましたが、更新ペースがあまりにずさんなので……かどうかはわかりませんが、外されてしまいました(^^;
だから、今はもう純粋に楽しいからやってます。
確かに、仕事して、家事して、子どもの勉強をみたりすると、へとへとになります。
書きたいことはあっても、睡魔に勝てなかったり。
本当に書きたい人は、それでも書く人なので、私がこの程度のモノしか書けないのも、しょうがないのかもしれません。
でも、書くって人生を変えることだよって、この本の著者・田中泰延氏は仰ってます。
自分が読みたくて書く、調べる、そのこと自体が、自分に新しい世界を与えてくれ、その行為が幸せを感じさせてくれる。
それが書くという生き方なのだ。
近道はない。
そのうちAIが、調べることから書くことまで、全部やってくれる時代になるかもしれませんけど、そこに個人の幸せはあるんでしょうかね?
う~ん、自分より能力高いAIを前にして、凹むこと確実な気がする……。
まとめ
売れてそうだし、まあ参考になるかな? と気軽な感じで手に取ったのですが、結構心に響く本でした。
そして、最後まで読むと、モチベーション上がります。
本を読んで調べたり、文章を書いたりするのが好きで楽しいという人は、この本を読んで、自己肯定感を高めて下さい。
あなたの生き方は間違っていない。
そうでない方は、違う生き方がありますから、自分が楽しいと思う生き方を追求してください。
人生って、瞬間瞬間を感じる喜びだと思うんですね。
我々は永遠にこの星に生きていられるわけではなく、必ず消えていく存在です。
今ここにいるのは、ものすごい奇跡。
いつかは、この瞬間を感じることなく、この世界から消えるんです。
今だけ。
その今を、どう楽しいものにしていくか。
この世から去るときに「幸せだ」って思えるのは、どういう生き方か。
そういうことを考えていた時期だったので。
この本は、書くという生き方を記した旗だと思います。
後に続く人が多ければ、良い本がもっとたくさん出てくるかもしれず、それはそれで楽しみ。
良い本を書きたい人に、おすすめの本です。
読んで、書いて、楽しませてくださいm(_ _)m
……って、他力本願か~い!