今年の夏は、自分の命と死と残りの時間について考えていた。
今週のお題「夏を振り返る」
ほんのよこみちです。
夏を振り返るというお題ですが、今年の夏の特に後半戦は、自分の命と死と残りの時間についてばかり、考えていました。
人間ドックの乳房検査で、要精密検査だったからですね。
昨日も、実はMRIの結果を聞きに行きまして、やっぱりまだシロと断定できないグレー判断でしたので、生体検査を受けてきました。
局部麻酔をかけて、棒みたいなのを部位に突っ込んで、細胞を取り出すアレです。
麻酔なんて、歯医者で歯の治療をしてもらうときか、さもなきゃ下の子を帝王切開で産んだとき以来だったので、なんか……ね。
15年前の、麻酔が切れた後の、帝王切開の傷口の痛みのハンパなさが思い出されて、結構肩に力が入ってしまいました(^^;
いや、だってもう、切腹に失敗した武士ってこんなもん? って思うくらい痛かったし、思わず「介錯してくれ」って言いたくなったんですもん(^▽^;)
まあ、生体検査は帝王切開ほど傷口大きくないので、麻酔が切れてもそこまで痛くなかったですけどね、ほっ。
ということで、もう1カ月近く、乳がんなのかどうなのかはっきりしてくれ~いっ! という状況の中にいます。
90%はシロだと思う……とは、お医者様のご意見ですが、100%ではないので。
多分、大丈夫だよ、と思う反面、50歳なので残りの時間の方が少ないことも事実。
死ぬことは、眠ることと同じ……なんて思ってみて、おのれを落ち着かせたり。
生きるということは、今、この瞬間しかない、とあらためて感じたり。
自分の人生なんて、宇宙からみれば取るに足らない ちっぽけなもので、いずれ消えていくだけ、と悟ったり。
この地球の今という時代にたまたま降りてきている、そんな宇宙人に過ぎないんだ、人間なんて、と思ったり。
だから、朝目覚めることがありがたく、この世界のすべてが愛おしく、一瞬一瞬が大切でたまらない。
好きなことをしよう。
楽しいと思えることをしよう。
今、ここに生きていられる喜びと感謝をこめて、他者を愛そう。
自分がかっこいいと思えるような人間でいよう。
そんなふうに思い始めてから、毎日が充実しているような気がします。
確かに、仕事で疲れて何もできないときや、さらに下の子に数学を教えたりした夜は、ブログ更新はもちろん、読みたい本も読めなくて、ちょっと参ったりもします。
老眼も追い打ちをかけるように、読書の邪魔をしてくれるしね(#^ω^)
でも。
死ぬ直前って、結局、そういう活動は一切できなくなるのかなあ、なんてちょっと思ったり。
そうなっても、家族の声が聞けたり、顔が見れたりしたら、それだけで幸せなのかもしれない。
特に、母親にとって我が子というのは、そういう幸福をもたらしてくれる存在です。
そのことに、こんなに早く気づけたということも含めて、ありがたい。
2019年の夏は、そういう自分にとっての幸せを確認することのできた、とても有意義な夏となりました。
災い転じて福となす。
永遠には生きられないのですから、覚悟を決めるという経験ができたことは、新しい人生の始まりでもあります。
ありがたいことです。
2019年あと4カ月を、丁寧に生きていきたいと思います。