ほんのよこみち なブログ

元不登校の高校生と、ひきこもり→就労準備中の子を持つシングルマザーが、このくにで生きることを考えながら、本と好きなことを語ります。

Twitterにあった「子どもの良いところを単語帳に書く」というのをやってみて感じた、親のエゴが出てしまう恐怖(゚Д゚;)

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ほんのよこみちです。

Twitterでバズっていた「子どもの良いところを単語帳に書く」というのをやってみました。

 

 

あ、正確には「褒めたいこと、感謝してること、好きだって思うポイント」でしたね。

でも、まあ、実際には、長所と言いつつ、そういうことを書いてしまっていたので、良しとしてください。

 

 

で、うちは子ども2人なので、単語帳を2個買って、とりあえず書くページ数が同じになるように配慮したりして……。

それで、その日感じた「感謝したこと」などを書いていたんですが、ある法則が出てきたことに気がついてしまいました。

それは。

 

 

「〇〇してくれた優しいところ」とか「〇〇してくれてありがとう」とか、そういうのばっかりじゃん!

 

 

え? それのどこが問題? って、一瞬思いませんでした?

でもね、こういうセリフ、結構性悪なんですよ~。

だって、考えようによったら、親にとって都合のいい子になるように誘導することも可能なワードじゃないですか!

 

 

多分、ツイートされたご本人は、そんなこと夢にも思われていなかったと思います。

普通、そんなひねくれた見方はしませんよね~。

ただ、私の周りには、それをやらかした人間が過去にいたのですよ。

うちの実母ですっ!!

 

 

うちの実母は、娘である私の関心が、まず第一に自分に向かっていないと腹が立つような人で、それはそれはめんどくさい母親でありました。

彼女が私に向かって「優しい」と言うときは、決まって私が自分の考えを曲げて、彼女に忠義と孝行を示したとき。

つまり私にとっては、「優しい」=偽りと自虐の言葉でした。

「優しいいい子」という言葉で、私の人生を締め上げようとしていたんですね。

 

 

ですから、母親から「冷たい」と言われたときの開放感!

そのとき、私は自由を手にしていたんです。

罵られれば罵られるほど、好きなことができるようになる!

 

 

そんな状況にあったにもかかわらず、我が子を褒める言葉として、無自覚にも「優しい」を使ってしまう……。

本当に無自覚だったのか?

我が子が自分にとって都合のいい素材にならんかな、と、一瞬でも思わずにいられたのか?

自分が怖いですね。

虐待はこうして簡単に連鎖していくんですよ。

 

 

なので、なるべく暴力的にはならないように、子ども本人の人生においてプラスとなるようなことを書きたいと思います。

親というフィルターは入ってしまうので、完全にエゴを消し去ることはできません。

でも、親の都合と子どもの都合が相反するとき、子どもの都合を尊重できる大人でありたいです。

 

 

ま、そういうふうに規定を加えたら、途端に書けなくなってしまうあたり、親っつってもそんなもんなんですけどね(^▽^;)