ほんのよこみち なブログ

元不登校の高校生と、ひきこもり→就労準備中の子を持つシングルマザーが、このくにで生きることを考えながら、本と好きなことを語ります。

文学フリマ東京に行って、宮尾節子さんの糸電話朗読を聴かせていただきました!

ほんのよこみちです。

文学フリマ東京に、一般参加してきました。

 

以前、お世話になった【詩の教室】の山口先生が、『て、わた し』の新刊を持って参加なさるというのですから、当然買いに行きますわな。

 

www.honno-yokomichi.com

 

しかも『明日戦争がはじまる』の宮尾節子さんもいらしてて、購入特典で糸電話朗読を聴かせていただけるんですよ!

 

www.honno-yokomichi.com

 

ということで、参加してきました。

……感激です!

 

『て、わた し6』は当然購入として、宮尾さんの糸電話朗読です。

最初、私ともう一人の購入者の方がいらしたので、2つの糸をつないだ状態で、糸電話朗読を聴かせていただきました。

う~ん、聴こえてはいるんですけど、会場内がざわついていることもあって、明瞭とは言い難いかも……。

でも、仕方がないよね、こういうもんだよね、って思っていたら、宮尾さん、糸電話を作り直して、今度は1対1で別々に朗読を聴かせてくださったんです。

なんて、お優しいのでしょう。

1対1で聴かせていただいた朗読は、しっとりと優しく、物悲しく、今でも耳に残っています。

感激です。

 

ちなみに、朗読していただいたのは、『て、わた し6』に収録されている連載詩「悪党」。

なんか、もう泣きそうです。

 

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という『て、わた し6』の感想は、まだ読み終わっていないので、今少しお時間をくださいませ。

ちなみに、今回、文学フリマで買った本はこちら⤵

 

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もう、ちょっと気を許すと、ずるずる財布丸ごと溶かしそうになるんですよね。

実は、行きそびれたブースがないわけじゃないんですが、途中でちょっと人酔いしてしまったので。

文学フリマで人酔いしてどうすんねん、なんですけど。

でも、いろんな人の表現発表の場としての文学フリマは、面白いですね。

私は評論とかの方が好きなので、そっち方面を中心に見て回りましたが、ニッチな分野についての本を出してる人がいろいろいらして、興味深かったです。

 

文学フリマって、素人のコピー本からビジネス出版のバーコード付きの本まで、いろんな本が同じ会場で売られているんですよね。

そのごった煮感が面白いです。

まあ、迷子になりそうな部分もあるんですが。

 

本日は、文学フリマに行って本当に良かったです。

実は行く前、ちょっと迷った部分もあったんです。今さら文学フリマかあ……と。

でも、迷ったら行動すべし!

動かなければ人生って何にも開けないし、動き続けることでどんどん変わっていくんだろうなと、て わた しブックスさんのブースを見ていて思いました。

 

文学フリマって、コミケと違って、一般参加者が少ないです。

頒布品をさばけるサークルとそうでないサークルの差が、すごくあります。

て わた しブックスさんのブースには、常に立ち寄っている人がいるという印象を受けました。

これは、日頃から山口さんが様々な詩の現場で活動されていることの証、ですよね。

顔が広い。

PCの前で、かちゃかちゃ叩いているだけでは、人は集まりません。

すごいなあ、と、あらためて思いました。

 

まあ、奥様とお子様はお疲れのご様子でしたので、今夜はゆっくりお休みください、と手を合わせたくなりましたけど。

 

それから宮尾節子さん。ずっと喉をつかわれて、お疲れが出ていなければよいのですが。

ごゆっくりお休みください。