ほんのよこみち なブログ

元不登校の高校生と、ひきこもり→就労準備中の子を持つシングルマザーが、このくにで生きることを考えながら、本と好きなことを語ります。

『きっと、うまくいく』を観たらすごく良かったので、勉強したくなった⁉

ほんのよこみちです。

連休明け、皆さん大変だったのではないでしょうか。

ということで、連休中『きっと、うまくいく』のDVDをレンタルして観ました。

(別に、連休の余韻にひたっているわけじゃないんですけどね……💦)

  

きっと、うまくいく(字幕版)
 

 

いやあ、すごく面白かったです。

2009年のインド映画で、2013年には日本でも公開されて話題になった映画とのこと。

もう~、全然知りませんでしたよ~。

 

はい、個人的に2013年って、不登校生の母親としてはまだまだ新米の頃で、映画とかが視野に入っていなかった頃でした~。

 

なんやかんや人生やってると、そういう時期ってあるので、それでも後から摂取できる時代っていいですね。

20世紀の頃は、レンタルっつってもビデオで、しかも話題作はみんなレンタルするから、ちょっと出遅れると、テープが傷んでて画面が不鮮明だったりしてましたし。

ありがたいことです。

 

それで、映画『きっと、うまくいく』です。

インドの映画賞をことごとく受賞し、あのスピルバーグも絶賛する映画。

私もTwitterでフォローさせていただいている方ツイートで知り、その方が高評価されていたので、観ました。

3時間近い大作で、観るのに覚悟がいる作品ではありますが、その覚悟を裏切らない、非常に面白い作品でした。

 

物語は、インドの難関工科大学に進学した、3人の学生を中心に展開されます。

冒頭、飛行機を止めた男とか、ズボンをはかないで駆け出した男とか、コメディな展開でひきつけてくれるのですが。

そんな男たちの母校である工科大学が、実はモラハラ?の横行する大学でした。

理論よりも点数を取ることを優先させるような授業に、3人の学生たちが反骨精神で立ち向かう、笑いあり、友情あり、の熱い物語でした。

 

私がこの映画で深く感じたことが、2つあります。

1つは、知的好奇心による学習の大切さ。

私たちは、いつのまにか結果を求める勉強をしているように思います。

試験で点数を取るためとか、資格を取るためとか。

純粋な知的好奇心で学ぼうとしても、「それやって何になるの?」という疑問に邪魔をされる。

受験のテクを身につけても、確かに受験は成功するかもしれないけれど、自分の中に何が残る?

そんな勉強をしてて、楽しい?

映画の主人公のランチョ―に、ずっとそう言われている気がしました。

 

2つ目が、利他心の大切さ。

主人公3人の友情は固く、障害すらも乗り越えていきます。

その乗り越える術が、利他心なんですよね。

ひらすらに、友のために。

ハラハラドキドキするような危険も、笑っちゃうような大ウソも、テストや学位を棒に振るようなことも、友のためなら平気でやっちゃう。

私など小市民なので、「ごめん」って言いながら、自分のテストを優先させてたと思います。浅はかにも。

でも、ちょっといい点を取ることよりも、一生モノの友人の方がはるかに大切って、今ならすごくわかるんですよね。

ああ、もう、友人たちに感謝しかない。こんな小市民でごめん! ありがとう!

 

というふうに学ぶことの多い、とてもいい映画でした。

そして観終わった後、無性に学習したい熱が沸き起こってきたので、『核兵器』の2章を読み始めました!

 

核兵器

核兵器

 

 

いやあ、やっぱり高校で生物しかろくにやっていない奴には、難しいですって。

でも、知らない世界をのぞく楽しさは、あります。

なかなか読み進められないのが、難点ですが。

 

そして、一緒に観た下の子も、英語の勉強を始めてました!

点を取るための勉強じゃなくて、この先、自分にとって必要な知識を学ぶことは重要って、わかってくれたかなあ。

うん、まあ、それがずっと続くとは思ってないし、人間そんなに簡単に変わらないってわかってはいるけどさ。

変化ってストレスですからね、そりゃ、ストレスフリーな方に流れるのは当たり前。

 

ということで、本当に観る価値のある映画を観れて、ラッキーでした。

インド映画って、ノリと歌と踊りのハイテンション・ムービーかと思ってましたけど、確かに笑いも歌も踊りもありましたけど、ほんっと良かったです。

迷ったら挑戦する。

挑戦して良かった作品でした。