ほんのよこみち なブログ

元不登校の高校生と、ひきこもり→就労準備中の子を持つシングルマザーが、このくにで生きることを考えながら、本と好きなことを語ります。

本当に大人になったときは、自分で考えて自分で決めて、すべての責任を自分で負った時。

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今週のお題「二十歳」

 

ほんのよこみちです。

今週のお題は「二十歳」ということで、成人式なんて30年前だよ、なんですけど、だからこそのふりかえりをしたいと思います。

 

二十歳と言ってもまだまだだなあ……というのは、30年前もそうでしたねえ。

バブルだったし。

成人式の、振袖の調達やら着付けやら、車での送り迎えも、全部親がかり。

とても大人の所業ではありません。

学生だったし、授業料も親任せだったし。

自宅生だったので、生活費も食費も家事も親がかり。

まあ、親が病気をしたりして、看病等はのしかかってきましたけどね。

子どもでしたよねえ。

 

本当に大人になったときというのは、結婚したときでした。

あ、親の反対を受けて、まあ強引にうちを出て、入籍しちゃったんですけどね。

もちろん、親は頼れませんから、その日から、すべてが自分にかかってきます。

配偶者となった人は、まあその後、離婚した人なんですけど。

家のこととか、手続きとか、細々したことを全部自分でやって、詐欺にひっかかったりひっかからなかったりも全部腹を括ったので、できることが増えました。

あとは、出産&育児ですかね。

これはもう、どうにも逃げられない、24時間365日、腹を括るしかないことなので。

 

と書いてみると、やっぱり経験値かなあと思います。

親と同居していると、確かに家賃もかからないし、お金がたまるかもしれない。

でも、その状態だと、公営住宅に応募しまくる経験もできないし、いざ当たって入居してみたら、ご近所付き合いの大変さを経験することもない。

ご近所付き合いのストレスって、マイナスに作用するだけじゃなくて、実は掃除のお当番をがんばっているのを見てくれる人に出会えたり、自分とは違う環境に生きてきた人を知ることで世界が広がったり、いいこともある。

何ごとも、無駄じゃないですね。

 

成人式に参加された方もされなかった方もいて、「一生に一度のこと」……という言葉に、参加されなかった方が肩身の狭い思いをするのは、残念だなと思います。

参加した人は、参加しなかった人のことを。

参加しなかった人は、参加した人のことを。

互いの立場や状況を考えることができれば、それが経験につながると思います。

「普通」とか「常識」とかは、昭和の考え方だし。

今の若い人の方が、頭、やわらかいと思うんですよ。

「自己責任」も、80年前の考え方だし。

期待させていただいています。

 

なんて、期待しているだけではいけませんね。

50代は50代なりに、できることをやっていきたいと思います。

 

就職したらあがり……なんて時代はとっくに終わっているので、どういう生き方をするか、が大事だと思います。

会社でこき使われるだけの人生じゃなくて、自分自身をどういう人間にしていくか。

給料をもらわないライフワークとして、何をしていくか。

いろんなイベントに行かせていただいて、普段会わないような方々とご一緒させていただくと、やっぱり何か行動を起こしている方はオーラが違います。

活き活きしてる。

収入を得るための副業として……というより、好きだからやっているという人は、楽しそう。

そして、人柄もいい。

人柄の良さというのは、コミュ力云々じゃなくて、滲み出てくるものなので、いい人を目指した方が得です。

皆、いい人が好きだから。

貪欲な人が取り付こうとしたときだけ、逃げればいい。

他人の恨みつらみを買っちゃうと、人生の選択肢が大幅に制限されてしまうので、そこだけはお気をつけください。

 

って、すっげー説教臭いじゃんか。

すみません、うちの子(22歳と15歳)に言ってる気分になってました。

てか、いつかの遺言?

不安もいっぱいあると思いますし、私だって不安いっぱいですけど、まあその不安も生きているうちだけですからね。

年収500万なくったって、なんとかなるし。

皆で考えることを辞めなければ、社会はどうとでも変えられるし。

 

今日も明日も、良い一日でありますように。m(_ _)m

 

 

画像:TAKEONEさんによる写真ACからの写真