ほんのよこみち なブログ

元不登校の高校生と、ひきこもり→就労準備中の子を持つシングルマザーが、このくにで生きることを考えながら、本と好きなことを語ります。

iidabiiさんの『詩集』を読んで、母性と人類愛を意識する。

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ほんのよこみちです。

iidabiiさんの薄い本『詩集』を読ませていただきました。

ここ⤴の講座に参加する予定なんですけどね。

前回の時に、ゲストのiidabiiさんが画像の本をお持ち下さったんです。

全編英語で、その下に日本語訳を薄いフォントで書いて下さっている本で、すごくかっこいい!

個人的に、英語は心もとないし、老眼で薄い小さな文字は読みにくいしで、最初は少しずつ読ませていただいていたんですが。

伝わってくる、魂の叫びのような力強さと、それでもどこまでもお優しい澄み切ったお心がたまらなくて、かぶりつくように読んでいました。

 

私は不勉強で、iidabiiさんを存じ上げませんが、この方の詩に接した人は、一億総母親(父親)になるのでは? と思ってしまうほど、ほとんど我が子のように思いながら読んでしまいました。

母親を詠んだ「I Look at the Sky」と父親を詠んだ「Father」。

これらの詩に出てくる「僕」「俺」を、私は勝手に抱きしめていました。

 

私は文学的な表現云々は、よくわかりません。

ただ、詩が文学者だけのものでない、ということでいいのなら、陳腐な表現ですが、とても心を打たれました。

iidabiiさんが、とても好きになりました。

双子のライオン堂さんでお目にかかれるのが、楽しみです。

 

私は双子のライオン堂さんで開催される詩の講座に、何度か参加させていただきました。

どの回も、ゲストの方は素敵な方ばかりで、お目にかかると、たくさんの気づきやパワーをいただいて帰ることができます。

 

すごい方を前にすると、自分のしょぼさが目も当てられないくらい露見して、すごすごと退散してしまう、私は弱虫なのですが。

反面、しょぼさ上等! だったら自分の本心に聞いてみろよって思っています。

自分が本当にやりたいと思っている大切なことは、何なのか。

そのことに対する努力を、本当に自分はやっているのか。

安易に諦めて、低きに流れていってるだけじゃないのか。

 

iidabiiさんの詩を前にすると、私は自分も詩を書きたいのではなくて、ただ、詩を抱きしめたいだけなんじゃないかと思えてきました。

この詩に表現されている心たちを、抱きしめたい。

そして、詩という表現力を持ちえない多くの孤立した若者たちを。

自分自身の子どもたちだって、自立させられていないのにね。

 

愛は、与えられるばかりのものではありません。

与えることで、幾万倍にも幾億倍にも、増えていくものです。

それを、iidabiiさんの詩によって、思い知らされました。

明日の講座が終わったら、また記事を書かせていただきたいと思います。

ありがとうございました。m(_ _)m